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鉄道ファンのブログ

2010年8月18日設置 鉄道交通・法律・音楽等 ホームページはhttp://stsushi.dousetsu.comです。

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初心忘るべからず

今朝自分のブログを見たら動画が表示されていませんでした。
すみませんが,調査に時間を下さい。

今回は↓のサイトさまを参考・引用しています。

http://wagamamakorin.client.jp/syoshin.html

「初心忘れるべからず」

これは「修行や学業仕事など、物事を始めるとば口に立てた
目標や志、その時の思いの様を忘れてはいけない」という意味に
現代ではとられているが、そもそもの意味はまったく違う。
ここにある「初心」を「初志」と同じ意味と捉えたこれは間違った解釈である。
「初心忘れるべからず」にある「初心」とは
「初心者」の「初心」とまったく同じである。
つまり、まだ物事を始めたばかりで未熟で慣れない状態のことを指す。
よって、この格言の意味は
「物事を始めた頃の未熟で失敗ばかりであった時の記憶
――その時に味わった屈辱や悔しさ、
そこを切りぬけるために要した様々な努力など、
を忘れてはならない」という意味である。
であるから、まさしく「初心」状態の
新入社員などがなにかのスピーチで
「初心忘れるべからず」などというのは間違いであって、
これはある程度その道を辿ったものが自らの中弛み、
慣れによって生まれる慢心を戒めるために使うのが正しい。

そもそもこれは世阿弥の晩年の著書「花鏡」にある言葉である。
彼はいう。

是非とも初心忘るべからず
時々の初心忘るべからず 
老後の初心忘るべからず

修行を始めた頃の初心を忘れてはならない。
修行の各段階ごとに、各々の時期の初心を忘れてはならない。
老境に入った時もその老境の初心を忘れてはならない。

確かに、どんな時にも必ず初心がある。
経験が浅いもの、今だ習得しきれないものというのは、
命という有限と時間という無限がある以上はてることがないだろう。
つまり万事が初心であり、それを乗り越えるための修行、
勉強を積み重ねていくだけで人の生は終わりを告げるのである。
「命には終りあり、能には果てあるべからず」である。
命は果てあるが、道は果てしがないのだ。

では何故初心を忘れてはいけないのか。
それは、初心忘れれば初心に戻るからである。
今の自分が初心の頃味わった多くの苦しみと
長き努力の上にあることを忘れ、
元からこのような才能があったなどと慢心するならば、
日々の努力をもおこたるようになり、
すぐになりさがるであろう、
また初心の試行錯誤を忘れれば、壁にぶつかった時、
初心の頃のような塗炭の屈辱をふただび味わうこともなるであろう。
「初心」とは決して戻ってはいけない場所であり、
かつ修行を続けるならばつねにあらゆる段階に
つきまといかねないものなのでもある。
であるからこそ、初心は忘れてはならないのだ。

以上引用ですが,まさにそのとおりだと思います。
世の中いくら努力してもブレイクできるかはわかりません。
しかし,ブレイクしたからといって思い上がれば
その瞬間から破滅が始まってしまいます。
これまでも,田代氏,小向氏等枚挙に暇がありません。
努力しても成功するとは限りませんが,
努力しなければ成功はまずあり得ず,維持するのは不可能です。
また,不思議なもので努力すると機会が巡ってくるものです。
ただし,ここで努力といっているのは,ちょっとやそっとの
ことを指しているのではありません。
先日NHKで紹介された青森県大間のマグロ漁師の山崎さんの如く,
出来ることはすべてやる
一に努力,二に努力,三に勉強,四に勉強
というくらいのまさに血の滲むような修行を指しています。
そして,何より忘れてはならないのは,山崎さんが
釣れたマグロの心臓を神棚に捧げてお祈りするように,
常に感謝の気持ちを持ち続けることです。
ブログであれば読者であり,ツイッターではフォロワーであり,
フェイスブックであればともだちというように,
自分を支持して下さる人々に支えられて今があるのだと
どれだけ影響力が高まろうとも感謝しなくてはいけません。

そうしていると不思議と幸運が巡ってきたりするものです。
週末,仙台に旅行してきたのですが,帰りの新幹線に乗ろうと
12番ホームに上がったら,何とEast-i のお姿が!
(East-i:こまち型車両に計測機器を搭載した新幹線検査車両)
鉄道ファンにとって,全くの偶然でお会いできるとは
四葉のクローバーとは比較にならない幸運です。
今回は,そのお写真を掲載します。
往路で新青森ゆきの普通列車で,娘さんを連れたお母さんに
席を譲ったのが良かったのかもしれません。


East-i.JPG

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1981/05/23
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