やってみて,言って聞かせて,させてみて,
誉めてやらねば人は動かじ。
山本五十六連合艦隊司令長官の言葉。
ここで,誉めるとは認めるということだとも
解釈されています。
最近はよく”即戦力”などと喧伝されますが,
そういるはずがありません。
だからこそ,人を育てる必要があり,
その過程において山本長官の言葉が重いわけです。
最近,スーパーなどでレジに店員がいないことが多いです。
合理化の一環なのでしょうが,果たして適切なのか?
それによって顧客満足度が著しく低下しているようでは
逆効果です。しかも,人員不足は対応の質を低下させ,
客が怒ってしまい逃してしまうことになりかねません。
”デフレの正体”で書かれているように,
最近の経営者は目先にばかり拘り,
長期的な視野を失っているのではと感じます。
確かに,長期戦略というのは自分の代では成果が出ず
自慢できないかもしれません。
しかし,明治維新はじめ多くの偉人が国の未来のために
自分を省みず改革に取り組まれた結果今があることを
忘れてはいけません。わたしたちには,
その結果を引き継ぎ,発展させて次の世代にバトンすることが
求められているといえましょう。
さて今日は,山本五十六・平和を希求した悲劇の将軍の生涯を
紹介します。
長官は負けることを理解しておられました。
そして,最期まで戦争回避を訴えられました。
しかし,それでも出来ることはすべて行われました。
悲劇です。ですが,その長官の思いにふれることが
惨劇を繰り返さないために必要と思います。
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