先日よく見る西村さんという方のブログで,巨人の星についての記述がありました。
星くんはつかの間の栄光と引き換えに自滅したというものです。
それについてのコメントに星くんの敗因は野球を楽しんでいなかったからではと
いうものがありました。
楽しむというのは大成するための必須条件ではないかと思います。
能動的に仕事・勉強・スポーツに取り組むと言い換えてもいいでしょう。
”孫子”に上下の欲・目的を同じくできれば勝てる,という文章があります。
これは自己にもあてはめられて,自分の頭の中が一致していなければ
苦しみの多いものを乗り越えられないでしょう。
私も電気や法律が好きだから,複素数計算や六法全書も苦にならないのです。
余談ですが,複素記号は高校ではiと習うはずですが,
電気関係者はjと書きます。電流がiだからです。i=4+j5とか。
さて,話を戻せば田代まさし氏のように仕事のストレスからとかで
違法なクスリに手を出してしまう人が多くいます。
これは楽しんでいなかった,つまり自分には向いていなかったと
いえるでしょう。だから無理をしてしまうことになるのです。
星くんも勝つだけことが目的になり,大リーグボールという
いわば”覚醒剤”に走ってしまったと考えることができます。
そうなってしまったら破滅しかないのは枚挙に暇がありません。
でもですね。これらすべて”孫子”などの中国古典の名著で
説明できるのですね。
自分を知り相手を知れば何度戦っても危険はないというのは
名言ですが,無理をする人というのは自分か相手かあるいは
両方とも知らなかったのだと説明ができます。
それに,先日勝間さんのHPからビジネス思考法講座の
サンプルをDLして読んでみたのですが,ほとんどすべて
”孫子”の教えで考えられるのにびっくりしました。
2000年以上たっても普遍性は変わらないものだと。
因みに,今伝わっている”孫子”のテキストは
三国志で有名な曹操が整理し,自ら研究した注釈を付けたものです。
ビジネス書もいいですが,”老子”,”孫子”,”韓非子”は
必読の書だと思います。
儒家の書がないのは倫理は別問題と考えているためです。
いずれも翻訳もうまくされており,解説書も多いので
読みやすいと思います。
さて今日は香椎由宇さんのミネラルウォーターのCMです。
クォーターだからというわけではないですがお綺麗ですね。
ちなみに”老子”では”上善なること水の如し”と述べられています。
水のように柔らかく時には強くありたいものです
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