今日は新聞の記事からの引用がほとんどです。すみませんが,
お伝えしたいので敢えて掲載します。(from 東奥日報)
今話題の小沢一郎氏と同郷の後藤新平という大政治家がおられました。
内相や外相,東京市長(戦前)を務められた一流の方です。
その後藤さまが第一線を退いてから後,1926年に
ときの政府が重要なことを決定できずに政治が混迷したときに
叫ばれたのがタイトルの言葉です。
以下完全引用になりますが,
「諸君,この政党政治革新運動の目的は,
目前の政権獲得にあるのではありません。」
「心眼を開いて静かに大局を見よ」
そして,運動費用はと問われて次のように答えられました。
「我輩の家と土地を売り払うのじゃ。まだほかに
5300坪の土地がある。これも売り払う。
財産もこの命も投げ出す決心だ。」
そして,日本を救うのは無名の青年たちであり,
彼らの優れた才能を引き出したいと後藤さまは仰いました。
また引用になりますが,
「私のごときはほんの一己の露払いに過ぎぬのであります。
私らのたおれた(*漢字変換できませんでした*)後,
屍を乗り越えて進むことを信じて,今日の青年の奮起を
絶叫しているのであります。」
万雷の拍手を浴びたそうですが,残念ながら政党政治は破綻し
日本は勝ち目のない戦争へ突入し,幾百万の人々が亡くなり,
街は焦土と化しました。
閉塞感の漂うこの時代,後藤さまの覚悟は極めて重いです。
過去の失敗を繰り返さぬためにも,青年のみならず
国民全体が”奮起”しなくてはいけないのではないでしょうか。
今日は,”映像の世紀 第5集 世界は地獄を見た”を紹介します。
テレビで既にご覧になった方も多いと思います。
過去の誤りを直視し,未来の発展を考えることが必要だと
痛感させられます。
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