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鉄道ファンのブログ

2010年8月18日設置 鉄道交通・法律・音楽等 ホームページはhttp://stsushi.dousetsu.comです。

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お茶会報告・検察の危機

申し訳ありませんが,3連休してました。
今後は極力更新を続けますのでご愛顧の程を。

先日はお茶会と懇親会でした。
お茶会を手伝えなかったのは申し訳なかったですが,
その分,お客としては頑張ったつもりです。
特に,私の先生が”はたらき”と呼ぶ臨機応変な振舞いが
大事だということを後輩の皆さんが感じ取ってくれたらと思います。

一方,懇親会では50歳上の大先輩とお話ができたり,
お世話になっている後輩の方や,懐かしい同期と話ができて
非常に有意義な懇親会でした。
ついでに,このブログのアドレスとツイッターIDの記載された
個人名刺を渡して宣伝も忘れませんでした。

それで,連休が終わったら,村木さんが無罪になったどころか,
事件を指揮した主任検事が逆に逮捕されましたね。
物的証拠の改竄となると完全に犯罪です。
いじっていたらたまたまそうなったと釈明しても,それが8日に偶然には
ならないでしょう。説得力がなさすぎます。
こんな言い訳しかできない人だから,
あんな杜撰な捜査も,さもありなん,と思えます。

さすがに以前から検察の最高幹部の方々は,危機感を抱いていたようで,
今回の対応は早かったですね。
先日のNHKの特集では,現場の検察官の捜査能力の低下が指摘されていました。
凶器を見ないで起訴しようとしたり,殺意が争われる可能性のある事案で,
刺し傷の方向を確認しないなど,初歩的な間違いが散見されたそうです。
勝間さんも問題視されていますが,いわゆる”割り屋”と呼ばれる
自白を引き出す人が重用されるのは,証拠捜査能力の低下と
関連しているのは否定できないと思います。
その上に,証拠の改竄では大阪地検特捜部の存続すら危惧されます。
完全に膿を出し切らなければ,解体も免れ得ないでしょう。
シナリオ主義の無理な捜査のツケはあまりに大きくつきましたね。

というわけで,今日は村木さんの会見映像です。
当時はまだ被告呼びなんですね。今日から各局ともさん呼びになりましたが。


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村木元局長に無罪判決

予想通り,厚生労働省の村木元局長に無罪判決が出ましたね。
検察側は意地で上告までいくのでしょうが,
司法を預かる者としてそれでいいのかと思います。
今回は,供述調書などが検察側の誘導によるものとして,
証拠として採用されませんでした。
検察側の捜査に問題があったことが認定されたわけです。
そのことを率直に反省し,同様の事例を起こさない取り組みが必要だと思います。

今回の事件の本質は,郵政民営化に伴う郵便局の事業拡大にありました。
つまり,障害者向けの割引DMでも兎に角引き受けたいという思惑です。
それを,検察側は政治家まで巻き込んだ大規模なシナリオを妄想してしまいました。
途中からそれが間違っているにもかかわらず,引き返せずに今回の事態を招いたわけです。

霞ヶ関に,”官僚の無謬性”原則というのがあります。
「官僚は失敗しない」ことになっていて,絶対に失敗したと認めないのです。
でも,それが大きな足枷となっていることは昨今明らかでしょう。
いや,翻って第二次大戦にしても,引き返せなかったことが
あれだけの犠牲を国民に強いるころになった原因です。
霞ヶ関も民間と同様に,失敗は素直に認め,
そこから次への対策を立てていくことが求められているのではないでしょうか。

というわけで,今日は足利事件を特集したサンデープロジェクトです。
捜査に行き詰まるとすぐに違法捜査に走ってしまう警察・検察の体質は
このころから変わっていないのだと考えさせられます。


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規則はただ守ればいいものじゃない

近頃,朝早起きしてサウナ温泉に通っているのですが,
そこの漫画コーナーに昔のジャンプの漫画がありました。
で,あるシーンで曲がったことが嫌いな先生が出てきて
未成年はビールはダメとか言うわけです。

でも考えてみて下さい。そもそも20歳が成人年齢とは
どんな根拠があるのでしょうか。
性風俗店の勤務可能年齢でさえ18歳ですよ。
大体,昔はもっと若くに元服として成人扱いだったわけですし。
何も考えずに,惰性で扱ってきたわけですね。
私は,個人的には18歳を成人年齢として,
酒も煙草もOKとし,結婚可能年齢も男女等しく18歳にすべきと思います。
勿論,選挙権も付与することになります。
ただし,その代わりに未成年の飲酒・喫煙は厳しく取り締まり,
監督者の罰則も強化すべきです。白黒つけるということですね。
現状では,大学のサークルなどで,未成年でも飲酒するのは黙認されています。
私は,守れないことが明らかな無意味な法規は非常に害悪があると考えます。
守るべき法規まで蔑ろにする風潮を生む可能性が高いからです。

私が尊敬し,かつ当社の初代会長でもあられた白州次郎さまは
「日本ぐらい自分でものを考えるやつが少ない国はありませんよ」
と述べておられます。

その通りで,日本人はお上の決めたことは仕方がないとする風潮があります。
ただし,憲法では憲法遵守義務は規定されていますが,
公序良俗に反する法律や命令に従う義務はありません。
もっと日本人は疑問を持ち,改めるべきものは改めるようにすべきです。
代表的な事例が,旧刑法の尊属殺重罰規定です。
旧刑法では,尊属殺人は死刑か無期懲役のみと規定されていました。
ところが,ある女性が父親に夫婦同然の生活を強いられて虐待を受け,
それに思いあまって父親を殺すという事件が起きました。
詳しくは↓

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8A%E5%B1%9E%E6%AE%BA%E6%B3%95%E5%AE%9A%E5%88%91%E9%81%95%E6%86%

B2%E4%BA%8B%E4%BB%B6

この事件に対し,最高裁判所大法廷は,この規定の目的自体は
尊属を尊重するという観点から合理性はあるが,
その目的達成のための手段が,死刑か無期懲役のみであるのは
著しく合理性を欠き,憲法14条1項に違反し無効であると判断して,
通常の殺人罪を適用し懲役2年6ヶ月,執行猶予3年を言い渡しました。
まあ,当然でしょう。常識的で画期的な判決であると思います。
ただ,この戦後初となった違憲立法審査権の発動にもかかわらず,
ただちに政府は尊属殺規定を削除した刑法改正案を国会に提出しましたが,
当時単独与党であった自由民主党が尊属殺規定を削除することに難色を示し,
立法上の手当は当面なされませんでした。もう何を考えてるのかと。
国会議員が最高裁判所大法廷判決を無視するとは無責任の極みです。
結局,刑法が改められたのは1995年になってからでした。
国会が腐ってるのは今にはじまるのではないと思わされます。

では,今日は白州次郎さまのドラマのサイトの紹介とさせていただきます。
↓ですが,DVD化もされたそうですので,ご覧になってはいかがでしょうか。
特に,有名なマッカーサーのクリスマスプレゼントの件は迫真です。
なお,白州さまについてはまた後日論じさせていただきたいと思います。
余談ですが,伊勢谷さんの”龍馬伝”での高杉晋作役ははまってますね。
顔も似ていらっしゃいますし。

http://www.nhk.or.jp/drama/shirasujirou/

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法の下の平等と非嫡出子相続問題

私は司法書士試験や行政書士試験を受験したこともあり,
多少法律関係の知識があります。合格はしていませんが。
それで,最近興味深いのが,表題の問題です。
憲法というと,9条ばかり問題にされますが,
実生活上では14条の方が遙かに重要です。
以下六法全書から14条1項を引用すると,
「すべて国民は、法の下に平等であって、
 人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、
 政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。」
となっています。いわゆる”法の下の平等”ですね。
一方で,民法では非嫡出子は嫡出子の相続分の半分と規定されています。
これが憲法違反ではないのかというのが問題です。

ちなみに,ご理解いただいているかどうかわかりませんが,
このブログでは,意図的に尊称や敬語表現を使い分けています。
”さま”は特別に敬意をはらう御方,”さん”は尊敬できる方,
”氏”は多少問題を抱えていてグレーな人物,そしてまだないですが,
呼び捨ては社会的に非難されるべき,著しく公序良俗に反する輩です。
ただし,団体名は尊敬に値する場合でもそのまま記述します。(例:ZARD)
また,尊敬表現として職名を用いる場合があります。(例:宮崎駿監督)
これが上記の法の下の平等に違反しないのかどうかですが,違反しません。
私は,あくまでその対象の言動・成果・社会貢献度・反社会的行為・犯罪等で
区別しており,人種、信条、性別、社会的身分又は門地では判断していません。

最高裁判所大法廷平成7年7月5日決定では,
法律婚の尊重と非嫡出子の保護の調整を図ったものとして
憲法14条1項には違反しないとしました。
それに対して東京高等裁判所平成5年6月23日決定では,
適法な婚姻に基づく家族関係の保護という立法目的を達成できるか
はなはだ疑わしく憲法14条1項に違反するとしました。

最近,↓の記事のとおり,最高裁第3小法廷(那須弘平裁判長)は、
審理を大法廷(裁判長・竹崎博允長官)に回付しました。

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201007/2010070900676

最高裁判所大法廷は,違憲判断を下す可能性のある場であり,
これによって,民法の相続規定が違憲となる可能性が出てきました。
確かに,昨今シングルマザーや事実婚などもあり,
これまでの規定は通用しなくなっているのも事実ですが,
かなり意見の分かれる問題でしょうね。

ともあれ,原告の方は長年合憲とされてきた問題に諦めないで
大法廷回付までもっていったわけで,努力は素晴らしいです。

そんなわけで,今日は”それでもあきらめなかった偉人たち”です。
リンカーンやチャーチルやアインシュタインなど,
そうそうたる偉人が逆境にもめげずに成功するまでが紹介されています。
(尤も,ゴッホさまは生前は認められませんでしたが)
BGMも素晴らしくて,bankband with? salyuの「to U」という曲です。
CDの収益金は地球環境のために使われるそうですので
よろしければ購入されてはいかかでしょうか。
苦しいときに見ると思わず涙が出てしまう素晴らしい構成です。

では↓をご覧下さい。最後のチャーチル英元首相の言葉は至言です。
*成功とは、意欲を失わずに失敗に次ぐ失敗を繰り返すことである。*


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1981/05/23
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