先日述べたとおり,私は骨髄バンクに登録し,
年5000円ではありますが寄付も続けています。
また,学生時代から積極的に献血に協力しています。
今は服薬しているので断られることもありますが。
これは,患者さまの助けになれば,という思いからですが,
同時に営利というか,実用的な発想も持っています。
つまり,助かったその患者さまが将来すごい人物に
化けるかもしれない,というタニマチ的な発想ですね。
私自身,子供の頃病弱で,かつ漏斗胸で差別された経験も
関係しているのかもしれません。
でも,最近それが薄れつつあるように感じられます。
電車でお年寄りが立っていらしても席を譲らなかったり,
献血する若者も減ってきたり。
献血も,一部のリピータが中心になってしまってますね。
最近,不要な本をブックオフに売りに行ったとき,
待ち時間に渡辺芳則山口組5代目組長を取材した,
「山口組経営学」という本を見つけて買いました。
まだ,拾い読みしている状態ですが,結構ためになる本です。
ヤクザというととかく悪いイメージが付きまといますが,
「肩書きが上がるほど金儲けから離れていかなあきまへんね」
というように,哲学を持った方で,また阪神淡路大震災のときには
被災者に炊き出し・差し入れをした事でも知られています。
街で貧乏そうな方をみつけると,「なんか飯でも食えや」といって
パッとお金を渡したそうで,それに対して,最近はそういうことも
なくなったことについて,
「今のヤクザ者は薄うなっとるわね」と述べています。
つまり,社会的弱者には親切にしないと人気は得られず,
ヤクザの親分たることはできないということをわかっていたのでしょう。
また,先述した白州次郎さまは,
「自分よりも目下と思われる人間には親切にしろよ」と述べられています。
晩年情熱を傾けた軽井沢ゴルフ倶楽部の運営に際して,
白州さまはたとえ誰であってもマナー違反は厳しく注意したそうです。
たとえ総理大臣であっても,財界の大物であっても。
一方で,キャディーには心を配り,キャディーに横柄に接する人間がいると
叱り飛ばしたそうですし,メンバーが打ったボールでキャディーがあごに怪我をした際には,
「たべられないだろうから」と手製のスープを持参してお見舞いに行かれたそうです。
死後も,白州さまに話がおよぶと涙ぐむキャディーが多かったそうです。
結局,社会的弱者や困っている方を助けようとしないのでは,
人望も得られるはずもなく,尊敬されることもないでしょう。
人間,一人で生きているわけではありません。
互いに助け合ってこそ社会も良くなるのではないでしょうか。
というわけで,今日は平原綾香さんからお気に入りの”Jupiter”です。
PVが埋め込めなかったのでライブ映像ですが,素晴らしいです。
なお,PVのURLは↓です。
http://www.youtube.com/watch?v=7JpKGjPeM6c
好みは分かれると思いますが,新潟県中越地震のあとに,
被災者の方からラジオにリクエストが多数寄せられたことからも
人を感動させる歌であると言えるでしょう。
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